MEO対策では”デフォルト順位”をチェックすべき3つの理由

MEO

なぜ徒歩圏ではローカル検索の順位は変わるのか、なぜ徒歩圏外ではほとんど変わらないのか」で述べたように、ローカル検索の順位は徒歩圏では数メートルでも変化し、徒歩圏外ではほとんど変化しません。このように通常のオーガニック検索とは違い、ローカル検索では2つの順位が存在すると言えます。MEO対策をする場合、定期的に順位チェックをすることが少なくないと思いますが、どちらの順位をチェックすべきでしょうか?管理人は徒歩圏外の順位チェックを推奨します(場所に依存しない順位として当サイトでは”標準順位”、”デフォルト順位”と呼びます)。

理由1)徒歩圏のローカル検索順位はアンコントロール

大掛かりなプロモーションでもしない限り、検索する時間と場所は店舗運営側では変えようがないものです。徒歩圏にいる人に営業時間に検索されて上位表示されることに越したことはありません。ただ、徒歩圏の(とある地点からの)順位が良かったからと言って安心して良いのでしょうか。数メートルずれただけで変わってしまうのであれば非常に心もとないはずです。

理由2)多くの人は訪問前に事前予約する

2021年7月に発表されたテーブルチェックとポスタスの共同調査によると、70%以上が電話やネットなどで事前に予約してから店舗に訪問していることがわかります。

調査資料のうち、予約経路別予約人数割合推移(上図)を見ると、コロナ前の2019年から70%以上が事前に予約をしていることがわかります。人間マークの部分はウォークイン(予約なし訪問)を意味しています。調査対象の店舗はレストランやホテルなどが比較的多いと想像され、業態によっては異なる状況もあると思います。ただ、美容院などの業種でも同じように来店前に予約するケースは少なくないと想像されます。店に来てもらうためには、徒歩圏で上位に表示されることの前に、自宅や職場など遠くで検索される時に上位表示されていることの方がより重要だと言えます。

理由3)デフォルト順位モニタリングで施策効果を検証しやすくなる

徒歩圏の順位は微妙な位置などよって変化するため、順位が上がっている・下がっているの評価をしづらい面があります。
デフォルト順位、標準順位であれば場所の要素以外の変化(Googleの評価の変化)が反映されやすくなるため、MEO対策をしている場合は施策が効果的に作用していそうかどうか、その状況把握がしやすくなります。店舗の紹介情報や写真の充実化、Webサイトの情報の充実、口コミ数の増加、そうした施策の後にデフォルト順位が上昇したとしたらその施策の効果が出ている可能性があります。

まとめ

以上3つの理由から、MEO対策時の順位チェックは”デフォルト順位”をモニタリングすべきだと考えます。もし、今は店舗近くの特定地点から順位チェックしている場合、本当にその順位チェック方法が目的に照らして良さそうかどうか、今一度見直してみてはいかがでしょうか?

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