TikTokやYoutubeショートなど、尺の短い動画が流行っているそうです。管理人はそうした動画を頻繁に見ないので実感値としてわからないですが、動画をX倍速で見たりする時短ニーズや単純に暇つぶしとして手軽に楽しめる、みたいなものが影響しているのかなと想像します。
SEOもショートコンテンツが好まれる?
まだテスト段階のようですが、英語圏の検索結果で「Quick Read」というラベルが表示されているという情報が昨日でました。
確かにちょっとしたことを知りたいときに、変な前置きなんか不要で結論を知りたいものです。そうしたユーザーニーズを踏まえて、検索結果に強調スニペットが出てゼロクリックが問題視されてもいます。
ただ、今回の「Quick Read」ラベルは強調スニペットとは違い、コンテンツを読む時間の目安を示すものです。想像の域を超えないですが、Googleはこのラベルの有無でクリック率を取得し、クエリごとの最適な情報量を推し量ろうとしているかもしれません。
Googleには推奨文字数はないと公式発表
国内外のオフィスアワーなどでSEOで効果的な文字数なんてない、と複数回聞いたり読んだ記憶があります。最近のSNS上での公式コメントとしても以下のようなものがあります。
さらに、8月18日に発表されたhelpful content updateの公式ドキュメントの中でも同じような言及があります。
Are you writing to a particular word count because you’ve heard or read that Google has a preferred word count? (No, we don’t).
https://developers.google.com/search/blog/2022/08/helpful-content-update
この質問に「はい」と答える場合はコンテンツ制作方法を見直した方がよいという質問群の中の1つ。日本語に訳すと「Google には推奨文字数があると聞いたり読んだりしたので、特定の文字数に書いていますか? (いいえ、ありません)」となるかと思います。
これも想像の域を出ませんが、無駄に長いコンテンツが増え、結果としてGoogleの検索では情報収集に手間がかかる、パッ知りたいのにわからない、という不満が増えているのではないかと思います。
実際、映画おすすめ1XX選なんて記事もあったりして、こんなの読みたいん人いるんですか?と突っ込みたくなる記事があったりします。
まとめ
よりショートを好むというユーザーニーズの変化がユーザーファーストのGoogleを変化させようとしていると考えます。たとえ短いコンテンツだとしても、ニーズに答えて役立つ独自情報であれば、人間にも、新アルゴリズムを備える検索エンジンにも、きっと好まれるでしょう。