別の記事「場所によってローカル検索の順位が変わるのはウソ?!MEO対策するなら知っておきたい事実」で述べたように、徒歩圏では通説通りローカル検索の順位は変わりやすいですが、徒歩圏では、その順位はほとんど変わらなくなります。それはなぜでしょうか?
異なるユーザーニーズに対応するため
徒歩圏内にある店を探すときを想像して見てください。きっと、今すぐ行けるところを探しているはずです。そのため、Googleも徒歩圏で検索された場合は距離が近いお店をより上位に表示しようとしていると考えられます。
一方、徒歩圏外であれば今すぐは行かない可能性があり、単に近いかどうかより、本当に良い店を知りたいはずです。例えば、 駅前で「この辺にカフェありますか?」と聞かれればその辺にある近い店を教えるでしょうし、新橋のオフィスで同僚に「横浜駅近くのカフェでいいところ知ってる?」と聞かれれば距離だけでなく良いところを伝えたくなりませんか。
検索する場所によってニーズが変わることをGoogleは認識し、アルゴリズムに反映していると考えられます。
つまり、徒歩圏以外からの検索の方が順位における距離の評価ウエイトが下がり、”良い評価の店”が上位表示されやすくなる、Googleのヘルプページにある「関連性」「視認性の高さ(知名度)」の影響度がとても強くなると考えられます。
この徒歩圏外からの検索順位は場所に依存しない順位であるため、「ノーマル順位」「デフォルト順位」「標準順位」とでも呼べるでしょうか。本来なら通常のオーガニック検索同様に、「順位」と言えばパーソナライズされていない方を指してほしいですが、ローカル検索やMEO界隈ではそうなっていない印象です。なぜですかね。
MEO対策ではどちらの順位に注目すべきか
管理人は、場所に依存しない検索順位「デフォルト順位」に注目すべきだと考えます。理由はまた別の記事で述べたいと思いますが、SEO対策でパーソナライズされた順位に注目しないことと同じ理由も含みます。もし、お金を払って特定の場所からのローカル検索順位をモニタリングしているとしたら、本当にそれでいいか、今一度考えてみてはいかがでしょうか?
徒歩圏の近くの場所から検索した場合はすごく良い順位で、徒歩圏外での順位はそれより低かったとしたら、多くの人はその低い方の順位を見ているかもしれません。
デフォルト順位を簡単に調べる方法
いくつかありますが、弊社が開発している無料ツール「ナウティスBiz」がおすすめです。
時系列のデフォルト順位がわかるだけでなく、登録カテゴリや混雑状況などのGoogleビジネス情報が網羅的にわかる便利ツールです。